スナク新首相を苦しめるサッチャーの呪縛 「社会なんてものはない」
英国のトラス首相は10月20日、辞任を表明した。首相就任から45日しか経っておらず、在任期間は史上最短だ。
トラス氏の後に残るのは、財源確保のない減税による「成長計画」が招いた経済危機だ。
トラス氏の急進的な経済政策の提案が発表されるいなや、通貨ポンドは過去数十年で最安水準へと急落した。
この混乱で国債の利率は上昇し、国民の年金基金も危機に陥った。住宅ローン金利も急上昇したため、住宅購入を望む人々の希望は露として消えてしまった。
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