「郡司恭子アナ」の発案で日テレがアパレルブランド立ち上げ “ボーダーを超えろ”の社内事情とは

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ボーダーを超えろ

「人前に出る仕事ですから興味はあるでしょう。もっとも、今回のブランド立ち上げとは関係ないと思いますよ」

 どういうことだろうか。

「日テレホールディングスと日テレは、今年6月に上席執行役員だった石澤顕氏が新社長に就任し、経営方針も組織体制もガラッと変わりました。就任直前に発表された『中期経営計画 2022-2024』のスローガンは《テレビを超えろ、ボーダーを超えろ。》というものでした」

 中期計画書の《テレビを超えろ、ボーダーを超えろ。》のすぐ下には、《感動×信頼のNo.1企業として メディア、国境、固定概念、すべての境界を超えた新しい感動体験を創造しよう》とある。

「つまり、異業種への挑戦というわけです。日テレは今、テレビ以外の事業で儲けようとしているのです」

 不動産業で儲けるTBS、なんて声は聞いたことはあるが、日テレは民放No.1のテレビ局だ。

「それでも民放テレビ局の視聴率は年々下がっており、今や週ごとにワースト記録を更新するような状態です。そのため日テレは、放送事業以外で儲けることを経営方針として打ち出したのです」

 ボーダーを超えた結果、ファッションブランドに?

水卜アナは不参加

「実は日テレは来年、開局70周年を迎える記念イヤーでもあります。それもあって、昨年8月に社内各所で、『各自、さまざまな新規事業を提案するように!』との号令がかかったのです。社員は半ば強制的に企画提出をせざるを得なくなったわけです」

 社内から一斉に送られた新規事業案は、約1700案にも上ったという。そのうちの1案が郡司アナのAudireだった。

「発表会見で、彼女は昨年8月の社内公募で採用されたことを明かしていましたが、アナウンス部にまでお達しが回っていたとは知りませんでした。現在、日テレには60名以上のアナウンサーが在籍しています。しかし、コロナ禍でリモート出演が増え、現場での仕事も減りました。となると、スタジオでメインを張るアナウンサーしか必要とされなくなってきます。新規事業計画を提案しないと、アナウンサーとして社内に残れないかもしれないという危機感もあったのでしょう」

 郡司アナも、会社や社会に貢献できているのか悩んだこともあったと、会見で明かしていた。華やかな仕事でも悩みは少なくないようだ。もっとも、事業となると話は別だ。

「新ブランドのホームページには、佐藤真知子アナ(29)や忽滑谷こころアナ(24)がモデルとして加わっています。人気No.1の水卜麻美アナ(35)や他の人気アナも今回のブランドには参加していません。果たしてどんな女性が購入するのか注目しています」

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