「五輪汚職」で逮捕の「野田聖子」妹の“夫” 再び「森元総理」の名前が浮上

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 東京五輪をめぐる汚職事件で新たな動きがあった。10月19日、大会組織委元理事の高橋治之容疑者は、大手広告代理店「ADKホールディングス」から約4700万円の賄賂を受け取ったとして逮捕された。これで通算4度目の逮捕となる。そして、ADK側も社長の植野伸一(68)ら3人が贈賄の容疑で東京地検特捜部に逮捕された。いまだ収束の気配を見せない“五輪汚職”事件。そして、ここにきて再び、森喜朗元組織委会長との「接点」が注目され始めたという。

高いハードル

 ADKは大会スポンサーの契約業務を担当する「販売協力代理店」に選定されるよう、高橋容疑者に後押しを依頼。高橋容疑者のコンサルタント会社「コモンズ」に約2700万円、さらに、その知人が経営していた休眠会社に約2000万円の、計約4700万円を渡した疑いが持たれている。ADKはコモンズに対し、コンサル料として毎月50万円を支払っていた疑いがあり、そのうち2700万円が賄賂と認定された。

 AOKI、KADOKAWAに次いで、業界3位の大手広告会社のトップが逮捕される事態となり、なかなか終わりが見えてこない今回の五輪汚職事件。特捜部の次なる狙いについて社会部デスクはこう解説する。

「実は特捜部は現在、高橋よりも上の立場にあった竹田恒和JOC元会長を被疑者として10回以上聴取し、立件に向けて躍起になっています。そこまでできれば一応のピリオドとみていますが、竹田氏本人は全否定を続け、それを覆すための証拠も乏しい。可能性はまだ残っているものの、ハードルは高い印象です」

 瀬戸際の攻防が続くが、

「特捜部としても引っ込みがつかなくなっている雰囲気がありますね。飛び込んでしまうのか、諦めるのか、動向に注目が集まっています」(同)

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