ミサイル乱射の北朝鮮への抑止効果は? 米海軍のステルス艦が配備 政府の“遺憾砲”より頼りになる最新鋭の装備とは

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“敵基地攻撃能力”を備えた兵器

 今月上旬には、同時期に日本に寄港していた沿海域戦闘艦「オークランド」と並んで停泊する姿が見られた。

「オークランドもステルス性が高く、高速力を生かして敵国の沿岸に近い海域で戦う軍艦です。この時期に両艦が極東でそろい踏みしたのは意味深ですね」(同)

 北がミサイル発射を繰り返す中、米軍の空母は韓国軍との合同訓練を実施した。それだけでも独裁国家への圧力にはなるが、

「空母はその巨大さゆえ、逆に敵ミサイルの標的にもされてしまう。その点、レーダーに映らず神出鬼没のズムウォルトは、敵の軍事施設に海からミサイルを撃ち込んで反撃できる」(同)

 要するに、近ごろ日本で保有が取り沙汰されている“敵基地攻撃能力”を備えた兵器なのだ。さらに来年には、迎撃困難な極超音速ミサイルを搭載できるよう改修されるという。

「実際には北朝鮮だけでなく、むしろ中国を見据えた配属では」(防衛省関係者)との声もあるが、いずれにせよ我が国の“遺憾砲”よりは、ずっと頼りになりそうだ。

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