国葬の裏で引っ越ししていた山上容疑者の母 前の貸主が語る「家賃滞納」と“無礼すぎる”振る舞い

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家賃の減額

 母親に一軒家を貸していた男性の話。

「彼女はあそこの家に17年間、住んでいたんやけど、いつだったか数カ月間、家賃を滞納したことがあってな。それで本当は7万円だった家賃を、5万円に減額してあげたんやけどね。事件の後、彼女が統一教会に多額のお布施をしていたって知って。そんなお金があるなら、なんで自分に家賃を支払ってくれなかったんやろな、とは思います」

 さらに、嘆息しながらこう続ける。

「本当は8月末に出て行く予定やったんやけど、引っ越しが間に合わないってなってな。それで結局、9月15日に出て行ったんや。自分にはあいさつの一つもなかったし、逃げるように出て行って。彼女が“迷惑をかけました”って言う相手は教会だけなんやろ」

 一方で彼女は、ご近所さんの4軒にだけは、ささやかながらあるお礼の品を贈っている。

「2週間くらい前やな。背の高い男性がワゴン車で来て、引っ越しの作業を手伝ってたわ。最後、母親があいさつにも来て“いろいろ、ありがとうございました”って、なんや、食器用の小さな洗剤を置いていった」(近隣住民)

 一連の出来事を洗い流してしまいたいとでも思ったのだろうか。

週刊新潮 2022年10月6日号掲載

特集「『国葬“後始末”解散』への火種」より

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