創業120年を迎えた「木下サーカス」の今 移動費用は1回3000万円、コロナ禍でも退職者ゼロの経営術

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 ロシアのボリショイサーカス、アメリカのリングリングサーカスとともに世界三大サーカスの一つと言われた木下サーカスが今年4月、創業120年を迎えた。2017年にリングリングが解散したため、年間120万人(コロナ禍前)の観客動員数は世界一を誇る。4代目の社長、木下唯志氏(72)に話を聞いた。

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 木下サーカスの創業は1902(明治35)年。戦前、日本には40団体のサーカスがあったが、現在残っているのは木下サーカスだけである。
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