フジ・永尾アナの“出社拒否”本当の理由 五島列島の母は「自分のことはあまり話さない子」

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朝が弱いのは致命的

 人もうらやむキー局アナになったのに、まだ20代のうちに裏方に回るとなれば、“もういや、出社しない”と反応するのが現代感覚か。

「いえ、彼女の場合、真面目にやってきて異動の憂き目を見たアナとは少し事情が違うんです。本人も公言していますが、朝が弱くて早起きが苦手。出社時間が午前2~3時台になるのもザラの『めざまし』でそれは致命的です。遅刻が多く、生放送に間に合わないこともあったほど」(同)

 かくてフジは、やむなく彼女を広報局へ異動させたというわけだが、女子アナウオッチャーの上杉純也氏は同情することしきりだ。

「上の世代には“レジェンド格”のカトパンこと加藤綾子アナがいて、2年下には売り出し中の井上清華アナがいる。彼女はその狭間でワリを食った印象です。地方の島育ちで長崎大出身といった貴重な個性もあったのに、フジがそれを生かしきれなかったのでは」

「本人がしたいように楽しく生きて」

 朝ドラ「舞いあがれ!」の主人公の母は、子供を守る家族愛にあふれた人物だという。五島列島に暮らす永尾の母もまた娘思いで、永尾はたびたび母の手作りの服を着て番組に出ていたとインタビューで語っている。その母に尋ねると、

「退社のことや今後のことは何も聞いていません。自分のことはあまり話さない子なので」

“出社拒否”については、

「そんなことはないと思います。元気にしてますよ」

 と否定しながら、

「もう大人ですから、本人がしたいように楽しく生きていってくれればそれでいいという思いです」

週刊新潮 2022年9月22日号掲載

ワイド特集「“喝采”の舞台裏」より

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