五輪汚職事件のウラに「特捜部VSマスコミ」の暗闘 死刑執行と同日に「高橋治之容疑者」強制捜査は異例中の異例
東京五輪を巡る汚職事件は、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)が9月6日、出版大手「KADOKAWA」側から約7600万円の賄賂を受け取ったとして受託収賄容疑で再逮捕され、立件された賄賂額は計1億2000万円超となった。過去の贈収賄事件と比べても異例の高額だが、東京地検特捜部の捜査も異例の経緯をたどっている。
特捜部は6日、KADOKAWAの元専務ら2人を贈賄容疑で、高橋容疑者を受託収賄容疑で再逮捕し、同社や元専務らの自宅などの捜索に踏み切った。...