林外相、米国務長官に「ビートルズのセッション」を強要 「余裕はない」と拒否されひんしゅく

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“ハヤシは一体、何をしたいのだ”

 当の国務長官は、

「“ハヤシは一体、何をしたいのだ”とこぼしていたといいます。これとは別に、大臣はエマニュエル駐日米大使にもセッションを打診したことがあり、同じく拒否されている。米大使館からは“ミスター・ハヤシは音楽担当大臣なのか”と、呆れる声が上がっています」(同)

 参考までに林外相が選んだ4曲を訳すと、それぞれ「がっかりさせないで」「戻って来て」「あるがままに」「僕ら二人で」と、実に意味深である。ご当人に尋ねると、

「質問状を頂ければ……」

 とのことで、外務省は、

「セッションを申し出た事実はございません」(報道課)

 そう答えるのだが、政治アナリストの伊藤惇夫氏は、

「外交とは、換言すれば国益を守るための血の流れない戦争です。そのためにはだましもすれば脅しもかける。冷徹な駆け引きも必要となるのに、日本では“仲良くすれば何とかなる”のが外交だとされている。林外相は自己陶酔している場合ではありません」

週刊新潮 2022年9月8日号掲載

ワイド特集「危険地帯」より

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