【鎌倉殿の13人】陰謀で墓穴、2年で失脚した北条時政 「畠山重忠の乱」「牧氏事件」で1番得した人は
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は前回第33話で源実朝(嶺岸煌桜)が第3代将軍になった。とはいえ、当時の実朝は12歳。政治を実際に動かしたのは祖父で初代執権の北条時政(坂東彌十郎)である。だが、時政は僅か2年で失脚する。2代目執権には息子の北条義時(小栗旬)が就く。何があったのか。史書を辿る。
2代将軍・源頼家(金子大地)は1203年9月2日の「比企の乱」によって失脚した。実朝が3代将軍になったのは同7日。すべて時政の書いたシナリオ通りだった。...