スシローの悪質な「マグロ偽装」疑惑 DNA調査を行うと「喧伝されているのとは違うマグロが」

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「産地偽装とは比較にならないほど悪質」

 スシローの運営会社に問い合わせたところ、「握りずし」のマグロは間違いなくメバチマグロだが、

「『鉄火巻』に使用しているマグロの魚種につきましては、社内確認の結果、70%がキハダマグロ、30%がメバチマグロを使用していることが判明しました」

 テレビであれだけマグロ=メバチマグロと強調していたのに、今更キハダマグロの使用が“判明した”とはどういうことなのか。

「メバチマグロとキハダマグロは種として違うことがDNAレベルではっきりしている。種が違うわけですから、産地偽装とは比較にならないほど悪質です。以前、阪急阪神ホテルズがバナメイエビを芝エビとして販売し、偽装表示として問題になり、社長が辞任しました。それと同等の悪質さだと思います」(先の関係者)

 消費者庁の表示対策課に聞くと、今回のケースは、実際の商品よりも優良であるかのように偽る「優良誤認」に当たる疑いがあり、景品表示法違反となる可能性があるという。果たして、再びの措置命令はあるか。

週刊新潮 2022年9月1日号掲載

ワイド特集「哀の水中花」より

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