森雅子首相補佐官、統一教会イベントに登壇 取材に「名前が違っていたので、同じ団体だと気付かなかった」

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 こんどは岸田官邸中枢の首相補佐官までもが……。続々と統一教会による政界汚染の実態が明るみに出る中、次に耳目を集めそうなのは、森雅子元法相(58)である。地元福島でささやかれるきな臭いうわさの真偽を、確かめに行ってみた。

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〈困っている人を助けたい〉――。森氏のHPをのぞくと目に飛び込んでくるのはこのキャッチコピーだ。

 子どもの頃、森氏は借金に苦しむ親を救ってくれた弁護士に憧れ、法曹界への道を志したという。司法試験に合格し、弁護士や金融庁の任期付き職員を務めた後、2007年に参院の福島選挙区で初当選を果たした。

 安倍首相のもとで消費者・少子化相や法相を歴任し、岸田内閣(第2次)では女性活躍担当の首相補佐官に任命される。

「弱者救済を掲げる森氏は、所属する安倍派の中では珍しく、リベラル寄りの人物だと見られています。だから、岸田首相もまさか統一教会との関係があるなんて疑っていないのでは。今回の組閣で無事、首相補佐官として留任することになったのは、官邸と霞が関との重要なパイプ役を期待されているからといえるでしょう」(政治部記者)

グーグルストリートビューの画像が話題に

 いま、そんな森氏に突如、統一教会との“怪しい関係”が浮かび上がってきた。

 というのも、グーグルストリートビューで、森氏が生まれ育ったいわき市にある統一教会の施設をのぞくと、建物の中に彼女のポスターが貼られていたからだ。ネット上には、8月のある時期を境に、このポスターが判別できなくなるようなボカシが入れられた、との書き込みもある。

 たしかに、現在もボカシは入ったまま。しかし、のぞく角度によってはボカシが不十分でポスターの隅に大きく書かれた“森”の文字がチラリと顔を出してしまう。

 森氏は8月17日、自身のSNSでこの問題について、〈統一教会の関係者と認識せずにポスターをお渡ししてしまった〉と弁明。

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