インタビュー中に号泣 熊切あさ美が今でも恩人と語る意外な人物とは?

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あの恋愛騒動の秘話

 その後、事務所を移るも大きな崖っぷちが待っていた。世間を騒がせたあの恋愛騒動だ。マスコミが張っているため自宅には帰れず、一人でホテルで過ごした。携帯電話は週刊誌記者の取材で鳴りやまず、事務所には誰とも連絡を取るなと言われた。孤独だった。

 そんな辛い時期、誰かに相談はしたのか。そう質問すると熊切は「北斗晶さんが……」と口に出し、そして泣き始めた。

「事務所には禁止されていたんですけれど、内緒で北斗さんと連絡を取っていました。あとから振り返れば、北斗さんもご病気のときで大変なのに、私に毎日電話をくれて『大丈夫か? うちに泊まりにくるか』と優しい言葉をかけてくれました。北斗さんはふとしたときに温かい言葉をかけてくれる方で、すごく信頼しています。今でも何かあると北斗さんは連絡をくれます」

 大きな失恋の後、彼氏はもうできないのではとも思ったが「逆にああいうニュースの後のほうがいい人が寄ってくれて、逆にもてたんですよ。不思議ですよね」と笑う。ただ現在は恋愛には比重を置いていないそうだ。

「コロナの中で1人がすごく楽だってことに気づいて。私の年齢だと子供を産むにも最後の年齢だったりするので、友達はコロナ禍で婚活サイトに登録する人がすごい増えたんですけど、私は全く寂しさがなくて。それに私は恋愛に向いてないんだと思います。恋愛していると仕事ができなくなっちゃうので(笑)」

「とにかく頑張りたい」

 40代になってからは体を鍛えることにハマり、時間があればジムに通っている。最近ではランニングアドバイザーの資格も取得した。

「資格を取れば、子どもたちと触れ合える仕事もできるかなと思って。実は親も保母さんで、私ももともとは保母さんになりたかった。小さい子の面倒をみたりするのが大好きなんですよ」

 いくつもの波を乗り越えて、それでもまだ芸能活動に意欲を見せる。

「いただけるチャンスをとにかく頑張りたい。バラエティーが大好きだし、旅番組も大好きなので。そのためにまずはイメチェンが大事ですよね。最近は大きな失恋をした女性の方から共感してもらっているので、恋愛相談とかもやってみたいですね」

 崖から海に落ちることなく、その崖にもうひと花咲かせるつもりだ。

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