森雅子首相補佐官の「教会イベント参加」を示す証拠写真 「信者相手に演説」元秘書が証言
教団との付き合いを示す“証拠写真”
自民党議員と統一教会の癒着が追及される中、森雅子首相補佐官にも疑惑が。グーグルストリートビューで森氏が生まれ育った福島県いわき市の統一教会施設を確認すると、建物内に彼女のポスターが貼られていたことがSNS上で騒動になっているのだ。地元では森氏が統一教会のイベントに登壇した“証拠”も出回っているという。
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森氏はストリートビュー騒動に対し、〈統一教会の関係者と認識せずにポスターをお渡ししてしまった〉とSNSで弁明しているが、これに対し、さるいわき市議はこう憤る。
「森さんの言い分はさすがに無理がありますよ。件のストリートビューが撮影されたのは、2019年の7月。ちょうど森さんの参院選があった時期です。いま、地元ではその選挙の前に、森さんが統一教会のイベントに登壇した“証拠”が出回っています。つまり、教団とはそれなりの付き合いがあったはずで、何も知らずにポスターを渡したとは考えにくい」
その証拠とは、森氏が18年11月11日に郡山市で開催された統一教会主催のイベント「東日本大震災 福島復興三千名祈願祭」に登壇している写真だ。
信者を相手に演説
しかも森氏は同じ頃、統一教会の別の集いにも参加していた。かつての秘書を直撃すると、
「19年の参院選が公示される少し前、いわき市の中心部にある統一教会の施設に、森さんと共に足を運んだことがあります。統一教会から事務所に案内が来ていたので、その情報を上げたら、じゃあ行こうと。森さんは50~60人の信者相手に演説をしました。話の内容は“復興に全力を尽くしますので、選挙ではお願いします”みたいな、普通のことだったと思いますが」
事務所に事実を質すと、前出のイベントへの登壇や、いわき市の教団施設での演説は認めたが、
「名前が違っていたので、旧統一教会と同じ団体だと気付きませんでした。認識が甘かったと反省しております」
と苦しい弁明をするのだった。
8月24日発売の「週刊新潮」では、岸田政権と統一教会の「ズブズブ癒着」について詳報する。