「安倍元総理」銃撃から1カ月 いま振り返る「トランプ元大統領」来日時の厳重警備体制

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商売にならない

 もちろん、巨大テントだけにとどまらず、大統領を警護する屈強なシークレットサービスたちが双眼鏡で近隣のビルをくまなくチェック。日本の警察官も数百人規模で出動し、警護に当たった。

「あまりの警戒ぶりに、近隣の飲食店の店主が、『商売にならない、なんとかしろ』、と警察にくってかかるシーンもありましたが、そのお陰で大きなトラブルなく食事会は進み、トランプ大統領も上機嫌だったと聞いています」(前出社会部記者)

 来月27日に安倍元総理の国葬が行われ、来年5月には広島でサミットが開かれる予定だが、

「このままでは各国首脳も安心して来日できないですし、警察当局からすると決して同じ失敗は繰り返せない。要人警護の見直しを今まさに急ピッチで進めていますが、あそこまでの警護体制は当然ながらコストもかかる。さてどこまでやるのか」

 日本の警察の実力が、試されようとしている。

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