羽生結弦のプロ転向に中国人が熱狂 海外ツアーで年間100億円規模の興行も可能?

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年間で100億円超え?

 実際、羽生は自ら座長となって、アイスショーを行う意向があるとも報じられた。先んじてプロとして活動する浅田真央(31)は、自身がプロデュースするアイスショーを全国各地で展開。多くのファンを集めている。

 スポーツ紙のデスク曰く、

「真央ちゃんの場合、今年9月から約半年間で全国17都市の会場でショーを開く予定ですが、S席で1万円前後、それよりグレードが下がる席でも5千~8千円しますから、満席となれば1ステージにつき数千万円の売り上げが見込めます。それを期間中に各都市で重ねていけば優に億を超えるお金が集まります。ショーには他のプロスケーターも出演し、スタッフなどの諸経費もかかりますが、それを差し引いてもかなりの高収入が見込めるはずです」

 しかも羽生の場合、引退会見が日本のみならず欧米はじめ世界各国でも大きく報じられたことを鑑みれば、海外ツアーも実現可能。物販などを合わせれば、年間で100億円を超える規模の興行も夢ではないという。

中国で「羽生座長」がトレンド入り

 実際、引退会見に際して強く反応したのはお隣の中国だ。コロナ対策が厳しいかの国では、自由に日本へ足を運べないこともあり、“ショーを見たい”というファンの声で溢れている。

 北京在住のジャーナリストに聞くと、

「中国版SNSの微博(ウェイボー)では、会見直後から『羽生座長』というワードがトレンド入りして、アイスショーに対する期待は大きいものとなっています。日頃は日本賛美の発言がはばかられる空気ですが、中国人選手に強豪がいないこともあって別格扱い。羽生選手に関する商標登録は、当局が申請を軒並み却下し、仮に興行を開いたとしても物販などもスムーズにできる環境が整っています。今年は日中国交正常化50年の節目とはいえ相変わらず両国間の関係は冷え込んだまま。中国政府としても、羽生選手のプロ活動を糸口に、彼が日中の橋渡し役となることを期待していると思います」

週刊新潮 2022年8月4日号掲載

ワイド特集「酷暑をしのぐ『氷の微笑』」より

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