新人参院議員に「旧文交費の日割り支給」実施も実は“抜け穴”だらけ 特に秘書給与はザル状態

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 62億5885万1798円──これが何の金額かお分かりになるだろうか。答えは、2020年度、参議院議員に支払われた「秘書給与」の総額だ。議員1人あたり公設秘書3人の人件費を国が負担している。

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 20年度の参議院定数は245人だったことから計算すると、公設秘書1人あたり年約850万円の“人件費”が税金から支払われていることになる。

 後で詳しく触れるが、議員秘書の給与は個人差が大きいという。約850万円という公設秘書の年収は、あくまでも平均値だ。...

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