センバツ「新ガイドライン」はまるで“逆ギレ” 裏にはキナ臭い疑惑が

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事業内容の多くがブラックボックス化

 もう一つ、キナ臭い話が。

「岐阜県が2003年から『日本一づくり特別強化事業費』というのを予算計上し、高校野球と駅伝のテコ入れを行っているんです。予算は年間約1700万円。事業内容の多くは“業務委託”で、ブラックボックスと化しています」(同)

 事業目標には〈この10年間(H25~R4)で、甲子園優勝を目指します〉と高らかに宣言。ただ、あいにく令和元年夏の大会のベスト4がせいぜいで、未達成のまま事業最終年を迎えてしまった。道理で、センバツに岐阜の学校をねじ込みたがる人がいたわけだ。

 なお、これらの件を高野連に問い合わせたが、

「ご指摘のような事実はありません」

 球児に品位を求める前に、はたして“選考にふさわしい選び手”なのか、まずはおのおの胸に手を当てていただきたいものである。

週刊新潮 2022年7月28日号掲載

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