大炎上の「TOKYOアイドル博」 相次ぐ批判に主催者は“想定外の暑さ、周知が足りず”

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2回目、3回目の予定は

――今回、大炎上した「アイドル博」だが、2回、3回は考えているのか。

平間:ちょっと乱暴な言い方かもしれないが、大型の施設でなく土地を使ったライブイベントは1回やってみないとどうなるかは実際わからない。ある程度の経験があっても、想像を超えてくることが起こってくる。こうやれば大丈夫という100%の正解がない。

 ただ今回やってみて、この3日間だけでもブラッシュアップしていて、多くのことを学べた。次に開催するときにはアイドルグループの集め方、注意喚起もそうだし、お客さんに対しての啓蒙活動など、もっとうまくやれると思っている。

冨岡:売れているアイドルばかり出したイベントをしても、全然面白くない。こういうイベントは、出来上がってない人たちがいっぱいいる方が面白いことが起き、新しいものが生まれる。それを期待して、アイドル博に出演したいという人を出したいと思っている。ただイベントはめちゃくちゃお金がかかる。だからバス楽屋の料金は必要だし、出演の手数料ももらうとなる。ただ、出演料の1万円には駐車場代も含まれていて、ほかの大規模なイベントよりは全然安い。

――たしかに大規模なアイドルフェスでは、知名度のないアイドルはお金を積まないと出演できない場合はある。

冨岡:今、「アイドル博」は炎上しているが、この注目を踏み台にボンっと売れる子が出てきてくれたらある意味、イベントは成功だと思っている。

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。現在は退社し雑誌、ウェブで記事を執筆。ニュースレター「偶像史とドラゴン」も運営中。Twitter:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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