酷評された「アメトーーク!」 原因は、狩野英孝推し企画の“呪い”説

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 7月7日に放送された「アメトーーク!」(テレビ朝日)が《最高につまらなかった》とネット上で批判を浴びている。この日の企画は、狩野英孝が推すカードゲームで遊ぶというものだった。業界では、狩野推し企画の“呪い”には勝てないとの声がもっぱらだという。

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 そもそも4月28日の「アメトーーク!」“ついついネットで買っちゃう芸人”で、狩野が紹介したのがこのゲームだった。

 おしゃべりバトルカードゲーム「ペチャリブレ」というもので、自分が引いたキャラクターカードが、相手のカードよりもいかに強いかを即興で言い争うというもの。勝敗を決めるのは、言い争いを聞いている他のプレイヤーで、明確なルールはない。

 それを狩野とMCの蛍原徹が試しに対戦したところ(有料の動画配信サービス「アメトーークCLUB」で配信中)、意外と面白かったので番組企画にしたという。

 ゲストには、言い出しっぺの狩野はじめ、千原ジュニア、ロバート・秋山竜次、錦鯉・長谷川雅紀、相席スタート・山添寛、おぎやはぎ・小木博明、出川哲朗、ブラックマヨネーズ・小杉竜一、アインシュタイン・稲田直樹、モンスターエンジン・西森洋一といった豪華メンバーだった。確かに即興の言い争い(トーク)が楽しめそうだった。民放ディレクターが言う。

「結局は屁理屈の言い合いになり、トーク自慢の芸人たちでも、なかなか盛り上げることができなかったようです」

史上最低の回

 初戦は、狩野とモンエン・西森が対戦したのだが、唯一の経験者である狩野がいきなり敗北する。

 2試合目は、錦鯉・長谷川VS.アインシュタイン稲田で、稲田の勝利。

 3試合目は、ロバート秋山VS.ブラマヨ小杉で、秋山が制した。

 4試合目は、ジュニアVS.出川で、もちろんジュニアの圧勝。

「出川に即興のトークは無理でした。このあたりになると、トークのダメさで笑いを取るような展開となり、ゲーム本来の楽しみ方とは変わってきました」

 5試合目の相席スタート・山添VS.おぎやはぎ・小木で、山添が勝ったところでゲスト全員が出揃った。

 結局、最後の6戦目は、狩野VS.出川のダメダメ対決となった。SNS上では、以下のような声が少なくない。

《アメトーーク大好きで毎週録画したのを晩酌しながら観るのが楽しみなのに、ペチャリブレはマジで面白くなさすぎて初めて最後まで観れなかった。芸人が大好きな物事の魅力をアツく語るのが大好きなので、まだやってないジャンルあると思うのでテレビ朝日さん頑張って!》

《アメトーークでペチャリブレやってたけど、ずっとスベってたな…。》

《アメトーークこれまでほぼ全て観てるけど、史上最低の糞回だったと思う。》

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