中島知子が「お笑い向上委員会」登場 テレビマンが完全復活を予想する根拠

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吉本芸人まで斬る

 番組を見た民放ディレクターは言う。

「彼女のトークは、相変わらずキレがあってブランクを感じさせませんでした。仕事がなくなった時のことを振り返り、当時所属していた事務所に力がなかったことを愚痴りつつ、返す刀で、『結婚して離婚してもネタにしてもらえる』とひな壇の陣内智則にツッコみ、吉本芸人たちに対して『みんなはええよね、あんまり取り沙汰されない大きな事務所やしね。いっとき収まったら、さんまさんが助けてくれて』とまでぶちまけました。それでも、同じくひな壇の河本準一の生活保護受給問題については触れなかったのは、それはシャレにならないと分かっていたからでしょう」

 人気絶頂だったオセロの中島に“洗脳騒動”が持ち上がったのは2012年のことだ。

「その後、オセロは解散し、15年には『ダウンタウンなうSP』(フジ)にも出演し、彼女は一部の報道を否定するなどしましたが、イメージの悪化が祟り、他の番組からのオファーはなく地上波から消えていました。でも、あれから10年、彼女が迷惑をかけたと言えるのは、家賃不払いで裁判に発展したマンションの大家さんくらいで、法律に触れるような問題はありませんでした。そろそろ復帰してもいい頃だと思います」

吉本が解禁

 現在、中島は、移住した大分県で冠番組を2本、福岡県で1本のレギュラーを持ち、ローカルCMにも出演している。久しぶりに東京キー局の番組に出演したのは、昨年末の「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ)だった。

「かつてレギュラーを務めていた『ぐるナイ』に、16年ぶりに出演しました。そして年度が替わると、4月4日の『有吉ゼミ』(日テレ)、4月23日の『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』(フジ)では、ミラクルひかるとみかんがオセロのモノマネをしているところに中島が登場しました」

「有吉ゼミ」でも中島は飛ばしまくり、有吉弘行からは「もういいですか」、おぎやはぎの矢作兼からは「天下獲る気か!」とまで言われていた。

「そして今回の『お笑い向上委員会』というわけです。さんまさんと絡むということは、吉本がOKを出したということです。これは大きい」

 いよいよ“さんまさんが助けてくれる”時が来たわけだ。

「ダウンタウンの番組も同様ということになります。また、日テレが先に手を出したというのも大きい。視聴率、タレント好感度を重視する日テレが積極的に出演させたことで、他局も追随してくるはずです。『上田と女が吠える夜』(日テレ)や『トークィーンズ』
(フジ)といった女性トークバラエティにもはまるキャラです」

 そんな中島を見て、あるタレントと重なるという。

「かつて人気を博しながら干されて消えた芸人が復活、というのは、ヒロミのケースとそっくりです。2人とも番組MCまで務めた実力と人気のある芸人でしたが、人気のある時に消えたという境遇もよく似ています。ヒロミもおよそ10年を経て芸能界に戻り、かつてよりも活躍しています。中島が第2のヒロミになる日は近いと思います」

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