交際報道の「山﨑賢人」「広瀬すず」それぞれTBSのドラマ主演決定 「日曜劇場」「火10」の人気枠で

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初共演から5年半での交際発覚

 それからの2人は共演の機会がなく、5年半が経過した。ところが今月上旬、いきなり交際が発覚。広瀬の誕生日前日だった6月19日、2人は広瀬のマンションで過ごし、誕生日の翌20日には知人男女2人を加えた4人で「THE MATCH 2022 那須川天心vs武尊」(東京ドーム)を観戦したという。ちなみにフジが急きょ放送を中止したいわく付きの試合だった。

 まだ交際が発覚しただけだが、これを早くも「結婚へ」と見る向きがあり、さらに「結婚によって広瀬は引退」という読みもあるようだが、どうだろう。

 芸能界もそれ以外の業種と同じく、結婚と仕事は別。過去の芸能人同士の結婚の例を挙げるまでもない。少なくとも広瀬は年明けの仕事まで決めているのだから、女優業への意欲に変化はないのではないか。

 広瀬が主演する来年1月期のTBS「火曜ドラマ」はこの放送枠の特徴を踏襲し、恋愛ドラマ。相手役は誰もが納得するイケメン俳優になる。

広瀬が主演する「火曜ドラマ」の行方

「火曜ドラマ」の制作には準備を含めると1年からそれ以上の時間がかけられるが、それだけにキャスティングも設定も練られている。昨年1月期から作品と主演を振り返ってみたい。

 2021年1月期「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」上白石萌音(24)、同4月期「着飾る恋には理由があって」川口春奈(27)、同7月期「プロミス・シンデレラ」二階堂ふみ(27)、同10月期「婚姻届に判を捺しただけですが」清野菜名(27)。

 2022年1月期「ファイトソング」清原果耶(20)、同4月期「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」上野樹里(36)、同7月期(現在放送中)「ユニコーンに乗って」永野芽郁(22)、同10月期(公式発表済)「君の花になる」本田翼(30)。

 主演はほとんどが同年代の女優であるにもかかわらず、見事なまでに個性が重なっていない。主人公や職業や立場も違う。

 広瀬の起用は「なるほど」である。やはり似たキャラが近年の主演にはいない。そもそも広瀬は連ドラへの主演が少ないほうで、1~2年に1度のペース。「火曜ドラマ」主演を新鮮に思う人は多いのではないか。それもスタッフ側の狙いの1つだろう。

 広瀬も幅が広い。映画「ちはやふるシリーズ」(2016年~)で熱血かるた少女に扮したと思ったら、同「一度死んでみた」(2020年)では髪をショッキングピンクに染め、ヘビメタバンドのボーカルを演じた。歌の中で「一度死んでくれ~」と叫ぶなど思いっきりブッ飛んだ役柄だった。

 一方でNHK連続テレビ小説「なつぞら」(2019年度上期)で演じたヒロイン・なつのように困難に負けない女性も似合う。坂元裕二氏(55)が脚本を書いた日本テレビ「anone」(2018年1月期)で演じた過酷な運命に耐える健気な少女もハマった。

 さて、リアルでも恋愛中の広瀬は「火曜ドラマ」ではどんな恋をするのか。こちらの概要発表は11月になる見通しだ。

高堀冬彦(たかほり・ふゆひこ)
放送コラムニスト、ジャーナリスト。大学時代は放送局の学生AD。1990年のスポーツニッポン新聞社入社後は放送記者クラブに所属し、文化社会部記者と同専門委員として放送界のニュース全般やドラマレビュー、各局関係者や出演者のインタビューを書く。2010年の退社後は毎日新聞出版社「サンデー毎日」の編集次長などを務め、2019年に独立。

デイリー新潮編集部

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