「京大卒ポーカーYouTuber」がラスベガスで仲間から借りた3万ドルを「バカラ賭博」で溶かした! 苦しい懐事情も露呈

国内 社会

  • ブックマーク

Advertisement

天下一武闘会

 Team Japanとは、GG pokerというオンラインポーカーの日本支部がアンバサダー契約を締結した3人のメンバーで、界隈では「栄誉ある称号」とされている。まさに彼は”日の丸を背負って”、世界大会に挑んだのだ。

 渡米後、中村氏のTwitterには、毎日のように高額な参加費のポーカートーナメントに参加し続ける様子が綴られていた。

「20日あまりで、参加費が1万ドル(約136万円)の高額イベント3つを含む約15のトーナメントに出場し4回入賞。うち参加費1500ドル(約20万円)のイベントで8位に入賞し、1万9373ドル(約260万円)を獲得しましたが、収支は約3万ドル(約400万円)のマイナスとなっていました」(ファン)

 ポーカー大会はトーナメント形式で争われ、上位20パーセント程度まで生き残れれば賞金がもらえるシステム。順位があがるほど金額は 積み上がるが、入賞できなければ実入りはゼロだ。

 一流のプロともなれば、4~5回入賞できない敗退が続いても意にも介さないという。一回上位に食い込みさえすれば元が回収できるからだ。実際、中村氏もこの段階では余裕を見せつつ、下記のような意気込みを投稿していた。

〈26日のPoker Players Championshipというポーカーの天下一武闘会のようなトーナメントに出ます!/$50kの9ゲームのトーナメントです!〉

 参加費5万ドル(約680万円)! 一般的なサラリーマンの年収を1回の勝負につぎ込むと宣言した中村氏。だが、彼はこのトーナメント会場に姿を現すことはなかった。ここでとうとう、彼のデタラメなギャンブルぶりが露呈するのである。

バカラで全額を……

 “事件”は、ある著名な日本人ポーカープレイヤーによってTwitter上で明かされた。

〈中村多聞さんが海外の有名プロ達から$50000 Poker Players Championshipのステーキングとして$30000ドルを集めたが、残りの$20000を集められず、バカラで増やそうとして全部溶かして返済不能に陥っている〉

 ステーキングというのは、すなわち出資である。賞金を獲得したら出資額に応じて配当を渡すという約束で、海外のポーカー大会ではプレイヤー同士の間でよく行われている取引だという。

 中村氏はステーキングによってポーカー仲間から3万ドルの出資金を集めることに成功はしたが、約束に反し、丁半博打のバカラで全額すってしまったというのだ。当日、彼がトーナメント会場に姿を見せていないことに出資者が気づいて、事態は発覚した。

 GG poker Japanもすぐさまこの騒動を認め、下記の声明を出した。

〈「中村多聞」契約解除のお知らせ/いつもGG Team Japanを応援していただき、ありがとうございます。本日2022年6月29日を持ちまして、中村多聞との契約を解除することになりました。/理由・重大な責務違反・信用失墜〉

次ページ:クラファンで救いたい

前へ 1 2 3 4 次へ

[2/4ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。