生稲晃子氏、アンケート回答を“コピペ”しちゃった恥ずかしい理由 都連関係者が明かす

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 自民党公認を受け参院選に東京選挙区から立候補した生稲晃子候補(54)。元おニャン子クラブゆえ、マスコミからのアンケートは得意かと思いきや、次から次へと出てくる回答不備が問題となっている。中でも、同じく自民公認で東京選挙区から出馬している朝日健太郎候補との回答が、瓜二つの“コピペ”だったことが問題視されている。

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 まず問題となったのが、NHKによるアンケートだ。全26問の質問のうち、生稲候補が答えたのはわずか5問。残り21問については「回答しない」で、中には「これまでの岸田総理大臣の政権運営をどの程度評価しますか」という質問もあった。

 これについてTwitterで批判の声が上がり始めると、生稲候補は6月28日、《私の回答に不備があり申し訳ありませんでした》と自身のTwitterアカウントで謝罪。《あらためて私の全ての回答をツイート致します。今後とも何卒宜しくお願い致します》と、26問の全回答を掲載した。

 ちなみに岸田政権については、《大いに評価する》と改めて回答した。

 次は、新聞各社からのアンケートへの回答の矛盾だった。全国紙記者は言う。

「例えば、毎日新聞のアンケートでは《富裕層への課税強化》について、生稲氏は『反対』と応えました。一方、朝日新聞の《所得や資産の多い人に対する課税を強化すべきだ》という問いには、『どちらかと言えば賛成』と真逆の答えになっていました。何でこんな答えをしたのかさっぱり分かりません」

2候補が同じ回答

 極めつきが、東京新聞が6月29日~7月5日に掲載した「主な候補者に聞く」という連載アンケートだ。東京選挙区から出馬した17名の候補者が、1日1問の形式で回答したものだ。

 最終日の第7問は《コロナ対応の緩和》について、【1】いまより緩和すべきだ、【2】いまのままでよい、【3】いまより強化すべきだ、を選択した上で、その理由を述べるものだった。

 生稲候補は《選択せず》だった。その理由としてこう答えている。

《新型コロナは致死率や重症化率が高く、さらなる変異の可能性もあり、5類にすると、入院措置をはじめ健康状態の報告・把握、外出自粛等の要請ができなくなります。今後の状況等を踏まえつつ、適切に対応していきます》

 そして同じ自民党の朝日候補は、【3】を選択した上でこう答えた。

《新型コロナは致死率や重症化率が高く、さらなる変異の可能性もあり5類にすると入院の措置をはじめ健康状態の報告・把握・外出自粛等の要請ができなくなってしまう。今後の状況等を踏まえつつ適切な対応をすべきだ》

 三択の結果は異なるものの、その理由については、読点の有無や語尾がちょっと違うだけで、ほぼ一緒の回答だ。どういうことなのか。前出の全国紙の記者は言う。

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