テレ東「土スペ」から消えた“らしさ” 「太川・蛭子コンビが懐かしい」という声も

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Zで懲りた?

「いわゆる旅バラエティ番組も次々と登場し、ちょっとしたブームになりました。すると次に重要視されたのが旅人です。誰が何をするのか、ここ数年のお笑いブームで、旅人に芸人が欠かせなくなったのです」

 テレ東もそれに乗ったということか。

「本来なら俳優やアーティストの意外な一面を掘り起こすのが得意なテレ東ですが、当たり外れが大きい。芸人と違って計算ができないということでしょう。『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』で、それを思い知らされたのでしょう」

 太川・蛭子コンビが番組を卒業し、新シリーズの旅人として起用されたのが俳優の田中要次と小説家の羽田圭介だった。

「太川・蛭子と比較され、いまひとつと言われることが少なくありませんでした。今年1月に新作が放送されたのが最後です。現在はBSで再放送されているだけです」

 田中・羽田も斬新なキャスティングではあったが、

「ある種の賭けみたいなものですからね。当たれば大きいのですが、外れるとショックも大きい。人気芸人を使ったほうが楽なんですよ。今後も『土スペ』は芸人を起用していくのだと思います。ぺこぱとかまいたちは、すでに第3弾まで放送されているのでシリーズ化されました。見取り図とニューヨークも、あと1、2回はチャレンジするのではないでしょうか」

 新たな芸人旅人も探しているのだろうか。

「次は錦鯉でしょうね。年内には登場すると見ています」

デイリー新潮編集部

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