『相棒』は大団円か ”新相棒に初代・寺脇康文の起用”は何度も浮上しては消えてきた説だった

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「反町退任」時点で決まっていた5代目

 水谷豊(69)主演の『相棒season21』(テレ朝/毎週水曜/21時~21時54分)の新シリーズが10月から放送されることが決まり、初代相棒・亀山薫役の寺脇康文が5代目の相棒として起用されることも発表された。この帰還には、ネット上で多くのファンが歓迎の声を寄せ、ツイッター上には「亀山」「寺脇」等々、関連のワードが多く溢れた。

 4代目相棒を演じた反町隆史(47)が“持ち場を離れる”ことが発表されたのは2021年11月24日だった。

「4代目に“着任”当初は、法務省のキャリア官僚から出向してくる役を反町さんが演じきれるのかなどとネガティブな見方もないわけではありませんでしたが、視聴率もついてきて、最終的には水谷さんの相棒として歴代最長を記録しました」

 と、担当記者。

「反町さんの退任が発表されると、“5代目探し”がスタートしました。探しと言っても、『相棒』は“水谷組による総合芸術作品”であり、水谷さんの考えや主張が最優先されます。反町さんが卒業することが決まった時点で、5代目のキャスティングも済んでいたと考えるのが自然でしょう」

 そんな実情はお構いなしに、世の中では、「初の女性相棒として仲間由紀恵の起用が期待される」など、さまざまな報道が飛び交っていた。

情報漏えいを防いだ鉄壁のテレ朝

「テレ朝側として一番気を付けていたのは、情報漏えいですね。5代目が誰かを知っているのは“テレ朝のドン”こと早河洋会長を含め3人程度だったようです。ドラマ作りの責任者も当然知っており、次は誰なのか?を聞き出そうとするプレッシャーが色んなところから舞い込んでいました。それをのらりくらりとかわし、テレ朝的には無事に逃げ切ったということになるでしょう」(先の記者)

 その一方で、5代目を初代相棒である寺脇康文が演じることについて、どう評価されているのか?

「実はこの案はずっと取り沙汰されてきたものなのですが、いつも“それはないよ”と関係者に一蹴されてきたので、もうないと思っていた人も多いのではないでしょうか。私もその1人です。いよいよファイナルにするのかもなぁという印象を持ちましたね」(同)

 どういうことなのか?

「“寺脇さんがやるならファイナルでしょ”というふうにも言われていたんですよ。初代を再登板させたとして、じゃあ次の6代目をどうするのか?ってなったときに、これはなかなかキャスティングが難しいと思いますよ」(同)

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