〈鎌倉殿の13人〉“アサシン善児”で注目の梶原善 普段は「綺麗好きでお洒落な人」

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綺麗好きでお洒落

 三谷は朝日新聞の連載で、まさに梶原について書いていた。

《登場人物を次々と殺して回る恐怖の善児を演じる梶原善。三十年近く知っているが、普段の彼に「殺し屋」の面影は一つもない。綺麗好きでお洒落で頭の回転が早い。それが本来の彼。でも「殺し屋」の印象が皆無の彼だからこそ、演じて貰いたくなった。彼なら無の表情で殺戮を繰り返す善児を魅力的に演じてくれるに違いない。そしてそれに気づいたのはきっと世界で僕だけ。つまりこれが本来の「当て書き」なのである》(「朝日新聞」[三谷幸喜のありふれた性格]22年3月31日付)

 念のために言っておくと、《三十年近く知っている》というのは《四十年近く》の誤りである。萩尾氏は言う。

「梶原さんはそれほどマジメな人なんでしょうね。彼は20年ほど前に、突然ニューヨークに留学したことがありました。役者という仕事を極めようという思いだったのだと思います」

 26日の放送では、善児は3人を手にかけたが、少女娘トウ(高橋愛莉)だけはためらった。今後は彼が育てることが発表されている。はたして、今までの善児でいくのか、それとも演者の善が出てくるのか。

デイリー新潮編集部

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