ソウルでは「乱交風俗店」が流行 コロナ前には日本人男性客が押し寄せていた

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本物のマッサージも受けられる

「乱交サービス」を提供しているのは、「按摩」(あんま)と呼ばれる店舗だ。韓国では「按摩」は別の意味を持つ。

「日本でいうソープランドです。日本でソープランドは本来、売春防止法にひっかかりますが、『個室内の自由恋愛』という建前で営業していますよね。韓国も同様で、建前として『按摩』を用いているのです。実際に盲目の按摩さんも店内にちゃんといて、マッサージしてくれます。按摩団体の既得権益となっており、当局も手を出しづらいわけです」(同)

 もともと「按摩」は、日本のソープランド同様、一対一の性的サービスが行われる店であった。だが数年前から、ソウルの歓楽街・江南(カンナム)地区で「乱交サービス」が加わった店が増加。今では十数店舗に上るという。

「この新形態は『クラブ式按摩』と呼ばれています。まず客は、妖しい照明が灯ったガラス張りの広間に案内される。そこには、10人くらいの風俗嬢が待ち構えていて、1人の男性客に数人の風俗嬢が相手をしてくれます。それが前半戦。後半戦はその中から客が1人の女性を選び、個室内で一対一のサービスを受ける。盛り上がっている時は、男性客5人と風俗嬢15人くらいの“乱交状態”となる」(同)

 その後、さらに本物の按摩さんが登場して健康マッサージも。最後に締めのラーメンまでついて、25万ウォン(約2万5000円)は、安いのか、高いのか……。驚くべきは、「クラブ式按摩」に一時期、日本人男性客が押し寄せていたという話だ。

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