原口あきまさの“告発”に同情の声多数 バラエティ番組における編集の実情

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編集に厳しい芸人

 最近では5月、TBS系列で放送された「実況!世界わくわく映像祭」の番宣CMで、前田敦子(30)のリアクションが視聴者から問題視された。

「衝撃映像が流され、画面の端で芸能人のリアクションが映るという番宣でした。問題となったのは、飛行機が墜落する衝撃映像で、前田さんが微笑を浮かべていたからです。ネットで話題となり、テレビ業界でも注目されました。前田さんの表情は常識的にあり得ないので、同業者からは『リアクションを差し替えようとして編集ミスが起きたのではないか』という声が出ていました」(同・スタッフ)

 ちなみに番組の公式サイトには、今も番宣CMが何の変更もされることなくアップされている。

「最近のバラエティ番組では、編集に敏感な芸人さんが増えています。例えば、ロケ番組なら芸人さんの即興にお任せなので、番組がコントロールできる場面が減っています。コメントやギャグをどう見せるのか、どんなシーンをメインに使うのか、芸人さんとディレクターの間で意見の不一致があると、『面白くない編集になっているな』と苦情を言われます」(同・スタッフ)

「ワイドナショー」は編集ゼロ

 編集に関して最も指摘が厳しい一人で、スタッフも反論できないのが松本人志(58)だという。

「『あの場面はフリがないと成立しないのに、なぜ編集で切った?』、『オチをカットされた』、『なぜ、あの場面をカットする?』という具合です。いろいろ試行錯誤があったのでしょうが、人気番組の『ワイドナショー』(フジテレビ系列・日・10:00)では、原則として編集なし、生放送に近いスタイルで収録しているそうです」(同・スタッフ)

 原口のケースが悪質だということは明白だが、氷山の一角である可能性も否定できない。今後、相次いで出演者が“ニセ編集”に抗議の声を上げないか、テレビ業界では固唾を呑んで見守っているという。

註:東京新聞の記事では《金●児(キムヨナ)》と表記

デイリー新潮編集部

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