「木曜ミステリー」がなくなって「科捜研の女」はどうなる? “打ち切り”はナシの「テレ朝」事情

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 7月期に放送される「遺留捜査」第7シーズンをもって、23年半続いたテレビ朝日の「木曜ミステリー」枠が終了する。となると、同枠の顔であり、現行のテレビドラマシリーズの最長寿記録をもつ「科捜研の女」はどうなるのだろうか?

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「木曜ミステリー」がスタートしたのは1999年1月。それまで時代劇を放送していた木曜8時台を、推理系の現代ドラマ枠に替えた。制作は東映京都撮影所のため、ドラマの舞台は京都であることが多い。

 第1弾は橋爪功が主演の「京都迷宮案内」で、続く4月期は「舞妓さんは名探偵!」(主演:酒井美紀)、7月期は「京都始末屋事件ファイル」(出演:古谷一行)、そして10月期が沢口靖子の「科捜研の女」Season1だった。

 以来、木曜ミステリー枠では、渡瀬恒彦の「おみやさん」、名取裕子の「京都地検の女」、内藤剛志の「警視庁・捜査一課長」など、多くのシリーズドラマを放送してきた。放送枠自体がなくなるということは、「科捜研」もなくなってしまうということなのか。民放プロデューサーに聞いた。

「テレ朝は木曜ミステリー枠終了の理由として、『ゴールデン帯全体の編成を総合に判断した結果』と説明しています。つまり木曜ミステリー枠の視聴者層を、より若い人向けに替えたいということでしょう」

 せっかく多くの人気シリーズを抱えている放送枠なのに。

コア視聴率が取れない

「例えば、6月2日に放送された『警視庁・捜査一課長』Season6の世帯視聴率は8・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)と今期最低の数字でした。年齢層別の個人視聴率で見ると、F3層(50歳以上の女性)が10・5%、M3層(50歳以上の男性)が6・6%と非常に高いのに対し、F1層(20~34歳の女性)は1・5%、M1層(20~34歳の男性)は0・8%しかありません。コア視聴率(13~49歳の男女)だと1・5%です」

 各局とも世帯視聴率よりもコア視聴率を重視しているというが、木曜ミステリーはそれほど低いのだろうか。

「同日のウラ番組のコア視聴率と比べると、『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ)は5・6%、『サッカー・キリンチャレンジカップ2022』(フジテレビ)は4・6%と、テレ朝のトリプルスコアでした。コア視聴率が高いということは、購買意欲の高い層がよく見ているため宣伝効果が高いということ。逆にコア視聴率が低いと、宣伝効果が低いため単価の高いスポンサーはなかなかついてくれなくなるわけです」

「科捜研の女」はどうだったのだろう。

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