〈消費期限2015年2月〉ロシア軍の“食糧困窮”の証拠写真 物資の横流しが常態化か

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ロシア軍のレーションの消費期限が〈2015年2月〉

 ロシアによる本格的侵攻の開始から3カ月以上が経過した。世界中から武器弾薬などの支援を受けるウクライナ軍に対し、ロシア側にそのような支援をする国はむろんほとんど見当たらない。そんな中、現地のロシア兵には武器弾薬どころか、食糧まで不足していると報じられるが、果たして本当か――?

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 侵攻開始から間もない3月初旬、SNS上に投稿されて物議をかもした映像がある。ひとりのウクライナ兵が、放棄されたロシア軍の戦闘糧食(レーション)を調べたところ、〈消費期限2015年2月〉と書かれていた――というものだ。

「ロシア兵は7年も前に期限切れになった食糧を配給されていたわけです。自衛隊の中でも“一体どういう物品管理をしているんだ”と話題になりました」(陸自関係者)

 ウクライナ軍の善戦に加え、国際社会の経済制裁も響いて、ロシアではミサイルなどの兵器が不足しつつあるといわれる。

「孤立したロシアは中国に物資の支援を要請したが、その要求リストには武器弾薬だけでなくレーションも含まれていた」(同)

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