映画監督・松居大悟がもう一度会いたいと願うスターとは? 4年間毎年墓参りに
墓参りにいくのは「自分のため」
「くれなずめ」など多数の作品を手がけ、「劇団ゴジゲン」の主宰も務める、映画監督の松居大悟さん。彼が今、もう一度会いたいと願うのは、4年前に生涯を閉じたあのスターだという。ラブレターのように、作品に込めるその思いとは。
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烏滸(おこ)がましいことを書くのはわかっている。
会えていた時はそんなことを実感せずに日々に追われていて、会えなくなってからの方がその人のことを考えてばかりいる。“当たり前”は失ってから、通り過ぎた季節みたいに後で気付く。...