壮絶「ハルキウ攻防戦」のその後 日本人カメラマンが見た「今も怯える市民」と「驚愕した夜の風景」

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 2月に始まったウクライナ侵攻で激戦区となったウクライナ第二の都市・ハルキウ(旧・ハリコフ)。一時は陥落寸前とも伝えられたが、ウクライナ軍はロシア軍を撃退した。ウクライナ入りしている戦場カメラマンの石井暁氏が、ロシア軍が去った後の街の様子をレポートする。

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 ハルキウ市に入ったのは、5月4日のことである。首都・キーウ(旧・キエフ)から夜行列車に乗り、着いたのが朝方。玄関口であるハルキウ駅は、通勤客、これから避難する人、避難から戻ってくる人でごった返していた。...

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