4630万円誤給付 返金拒否男は「中学時代に同級生から数百万円持ち出させた」との証言も

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「同級生から数百万円巻き上げた」との証言

 山口県・阿武町がコロナ関連の給付金4600万円余りを誤って振り込んだ問題。前代未聞の騒動を起こす男性の同級生による証言、そして卒業アルバムからは、強い「カネへの執着」が見えてくるのだ。

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 阿武町は5月12日、給付金の全額と弁護士費用などを合わせた5100万円余りの支払いを求めて男性を提訴した。だが、男性の弁護士は会見で振り込まれた金は「残っていない」と語った。

 同日、阿武町はHPで男性の氏名を公表。現在24歳になる男性(以下、A氏)について、中学時代の同級生は「Aくんのお金への執着は昔からです」と明かす。

「ある小中学校の同級生の祖父か祖母が亡くなって、遺産が現金で家に置いてあった。Aくんともう一人の不良仲間は中学の時、うまく言ってその同級生に金を持ってこさせたり、何万円もするエアガンを買わせたりしていました。持ち出した金は100万~200万円にはなる、とその同級生の母親が言っていました。使い道は買い物や外食などです」

 地元からは万引きの常習犯でもあり、釣り道具や漫画、自転車などを盗んでいたといったエピソードも聞こえてくる。

卒業文集は「カネにまつわる」言葉が

 異常なまでのカネへの執着は、小学校の卒業文集にも表れている。“もしも、地球最後の日が来たら”という欄には〈持ち金をつかいはたす〉、“もしも、タイムマシンがあったなら”の欄には、〈ロト6のばんごうをみらいにみにいく〉、将来の夢については〈造へい局の、しょくいん〉と記すなど、とにかくカネにまつわる記述で溢れているのだ。

 5月19日発売の「週刊新潮」では、A氏の知られざる“素顔”と、騒動以前のギャンブル漬けの日々について詳報する。

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