新庄ビッグボスのヤバい采配3つ 評論家が指摘する「勝てないことより余程気になること」とは

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スタメンの問題

 そして奇策に関しては、やはり広澤氏も違和感を覚えているという。具体例として、3つの場面を挙げてもらった。

 日付が古い順からご紹介しよう。第1点目は3月29日、西武戦(札幌ドーム)に0−4で敗れ、開幕4連敗を喫した時のことだ。

 東スポWebは翌30日、「日本ハム・新庄監督『空中浮遊』しても…4連敗で強まる逆風 打順“形骸化”で深刻な得点枯渇」の記事を配信した。その中からポイント部分を引用させていただく。

《打線がつながらない要因としては毎試合、試合開始の直前にならなければスタメンが分からない“ビッグボス方式”がある。新庄監督はその意図を「スタメンで出る気持ちは違う。練習でもスタメンと聞いての練習の姿はやっぱり違う。だから(練習前に)言いたくないんですよ。早くスタメンを言ってしまうと練習で『あ、今日はオレ、スタメンじゃないや』という気持ちになると思うから」と説明》

 広澤氏は「選手に『緊張感を持て』という新庄監督の考えが理解できないわけではありませんが、やはり理想論だと思います」と言う。

“シャッフル”の弊害

「当然ながら、プロ野球選手も人間です。常に緊張を保つことは不可能です。前の日にスタメンから外されれば、『今日もベンチだろうな』と考えるのは自然なことでしょう。新庄監督の言う『常に緊張感を持つ』メリットより、いきなりスタメンに指名されて慌ててしまうというデメリットのほうが大きいのではないでしょうか」(同・広澤氏)

 おまけにスタメンに選ばれても、選手は安閑としてはいられない。新庄監督は打順も守備位置も無視してオーダーを発表することが珍しくないからだ。

「これも野手の負担が大きすぎます。打順によって、試合前の準備は全く違います。1番バッターと4番バッター、8番バッターでは、ルーティンが異なるのが普通です。そのため、野手のスタメンは固定化するのが理想なのです。打線が不振に陥っても我慢して使い続け、打順も変えない監督がいます。ファンの方々にはストレスが溜まるでしょうが、スタメンの固定化にはそれなりの理由があるのです」(同・広澤氏)

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