江川卓さんがYouTubeで大成功 テレビマンが語る“波及効果”とは

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

Advertisement

 元巨人のエースで野球評論家の江川卓氏(66)が今年1月、YouTubeの公式チャンネルを開設した。チャンネル名は「江川卓のたかされ」だ。

 ***

 ちなみに「たかされ」とは、江川氏の座右の銘、「たかが野球、されど野球」を略したものだそうだ。

 4月1日現在、50を超える動画がアップされている。江川氏が1人で今シーズンの予想をしたり、注目選手の名を挙げたりという回もあれば、中畑清氏(68)や松坂大輔氏(41)と対談したりという回もある。

 再生回数も順調なようだ。少ないものでも数万回、多いものでは数十万回に達している。プロ野球ファンから支持されていることが分かる。

 中でも58万回超とトップクラスの再生回数を記録しているのが、「【江川卓×掛布雅之】巨人・阪神ライバル対談!掛布から見た江川卓!理想の4番とは?」だ。

 ミスタータイガースと呼ばれた元阪神の4番・掛布雅之(66)と、元巨人のエースの対談は、やはり視聴者の興味を引くようだ。担当記者が言う。

「冒頭から『現役時代でも年に1度は食事をするほど関係が良かった』という意外な告白から始まります。それから数分もしないうちに、バッターとピッチャーの心理的駆け引きについて、かなり深い話が繰り広げられます。その後も、掛布さんが『江川のボールは第1打席より第4打席のほうが速い』と振り返るなど、プロ野球ファンなら唸るような証言の数々です」

江川の“タレント能力”

 これほど質の高い動画を公開していると、民放キー局関係者の“視界”にも入ってくるようだ。バラエティ番組のスタッフが言う。

「江川さんはご自身のYouTubeで存在感を示しているだけでなく、石橋貴明さん(60)や槙原寛己さん(58)の公式チャンネルにゲストとして出演し、そのトーク力で視聴者を喜ばせています。YouTuberとしてブレイクしていると言っていいのではないでしょうか」

 江川氏はテレビタレントとしても人気があった。スポーツニュースでの解説だけでなく、バラエティ番組でも活躍してきた。

「野球解説者としても、タレントとしても、もともとテレビと相性のいい人です。ところが、NHKや民放キー局を総ナメにすることはありませんでした。理由は簡単で、元巨人のエースですから、日本テレビの番組が圧倒的に多いのです。例えば『Going! Sports & News』(土・日・23:55)や『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』(1988~1996)、『マジカル頭脳パワー!!』(1990~1999)といった番組です」(同・スタッフ)

次ページ:地上波への返り咲き!?

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。