法廷で明かされた芸能事務所オーナーの「クスリ遊戯」 きっかけは元キャンギャルの「枕営業証言」

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引き抜きではない

 目下、芸能界のウラを暴露する動画が話題だ。男性芸能人に遊び相手の女性をあてがってきたという男性が、スターの本性を次々と暴き立てている。動画では「枕営業」の存在にも触れているが、ここでは、法廷で枕営業の実態が詳らかになったケースを紹介しよう。

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 2019年夏、芸能界の有力者から金を脅し取った「恐喝犯」5人が逮捕された。被害者は、芸能事務所・「アービング」のオーナーで、投資用マンション販売を手掛ける「青山メインランド」の西原良三社長である。

 恐喝事件は、元東レキャンギャルの森友里恵が放った証言がすべての始まりだった。のちに恐喝で逮捕される芸能事務所社長が、森を引き抜かれて損害を被ったと移籍先を相手取った裁判だ。18年8月、証言台に立った森は、「枕営業を強要され、仕事ができなくなった。引き抜きではない」と主張。その枕営業の相手こそが、西原社長だった。

 西原社長は、森証言を掲載したネット記事の揉み消しを画策。これが、冒頭の「恐喝」事件へと繋がっていく。

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