石原伸晃氏がYouTuberデビュー “とっておきネタ”で再生回数アップを狙うも500回台と苦戦中

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 猫も杓子もYouTuberの時代である。有名になりたい、金持ちになりたい、承認欲求を満たしたい……。動機は人それぞれだが、この人の場合はどうか。先の衆院選で落選した石原伸晃・元自民党幹事長(64)である。今年2月からYouTuber活動を開始。週1~2本ペースで配信しているのだが……、再生回数が伸びる気配はまったくない。

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父の逝去をきっかけに

 昨年10月の衆院選で比例復活すら叶わず、“ただの人”になってしまった石原氏。12月には岸田文雄首相から内閣官房参与として拾ってもらったが、わずか1週間で辞任に追い込まれた。

「自身が代表を務める政党支部が、新型コロナウイルス対策の助成金・約60万円を受給していた件がバレてしまい、批判が殺到したためです。そもそも、“なぜ落選した議員を”という声も大きかった」(永田町関係者)

 あれからしばらく音沙汰がなかった石原氏が再び注目されたのは、今年2月に父・慎太郎氏が逝去した時だった。どうやらこのタイミングで、YouTuber活動に目覚めたようだ。チャンネル自体は20年9月に開設されていたのだが、急に本人が登場して語り出すようになったのである。

サムネイルが変わった

 最初の動画は、喪主として父の逝去を報告する神妙な内容だった。その後、2回にわたり父との思い出話を披露。やがて、落選後の心境や岸田首相の人物像について語り出し、しまいにウクライナ情勢の解説を3日連続で投稿し始めた。気づけば、いっぱしの「演者」になっていたのである。当初は地味だったサムネイルに色を入れたり、音響を挿入するなど、凝った見せ方までするように。現在も週1~2本のペースでアップし続けている。

 石原氏のYouTuberとしての実力はいかに。企業のYouTube番組を制作しているプロの編集マンに見てもらった。

「あれ? 登録者数が出ていない。珍しいですね」

 編集マンがまず気づいたのは、そこだった。

「恐らく、まだ少なくいので恥ずかしいからじゃないですかね。登録者数を増やして盛り上げていこうという世界なのであまり見かけません」

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