本人曰く「運動神経がちぎれた男」、川島明が日テレ「サンデーPUSHスポーツ」のMCに起用されたウラ
3月20日、年度末の中途半端な時期ではあるものの、川島明(43)の新番組がスタートした。日本テレビの「サンデーPUSHスポーツ」(日曜午後4時55分・関東ローカル)というスポーツ番組である。川島と言えば、“運動神経悪い芸人”として有名で、当人もこのオファーには戸惑ったようだ。もちろん日テレには、ある狙いがあっての起用なんだとか。
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スポーツ報知は、番組初収録に際し、こんな記事を掲載した。
《「こんなに運動神経がちぎれた男に、スポーツの番組なんか任せてくれるんですか?」と質問したところ、「川島さんのようなスポーツと縁があまりなかった人にも興奮してもらいたい。勉強していただきたい、楽しんでもらいたい」と回答。それを聞き、視聴者代表というポジションでのMC就任を決断した。》(22年3月14日付)
20日の初回は、ジャイアンツの坂本勇人を取り上げた。テーマは野球というよりも、坂本のプライベートの要素が多かった。同じ小学校に通った同級生がマー君こと楽天の田中将大投手で、同じチームで坂本がピッチャー、田中が捕手を務めていたこと。2人で打球の距離を競い合っていたことなどが紹介される……そこに川島が“PUSHボタン”。
ナレーションが説明する。《この番組はイチオシのアスリートの聞きたいシーンや気になるシーンでPUSHボタンを押してVTRをストップ。好奇心の赴くままに掘り下げるスポーツドキュメンタリー》なんだそうだ。なんだか、千鳥の「相席食堂」(朝日放送制作)の「ちょっと待てぃ!!」ボタンに似ているような……。さて、川島の好奇心とは?
ついていけない
川島:ちょっと待って! 情報が多すぎて、ついていけない。まず、マー君と坂本選手は同じチームでやってたん?
好奇心というより質問だった。さすが“運動神経がちぎれた男”である。日テレは本当に川島でよかったのだろうか。関係者に聞いた。
「前週13日まで放送された『上田晋也の日本メダル話』でMCを務めた上田晋也さんはスポーツ好きとして有名で、自らもボクシングジムに通ったり、様々なスポーツを楽しむ人でしたから、川島との落差は余計に表れましたね」
6年にわたり放送された「日本メダル話」の最終回には、クレー射撃の折原研二・梨花親子が登場した。全日本選手権で優勝10回の実績を持つ父・研二氏は、3年前にも出演し、テレビゲームのクレー射撃で上田に完敗した過去があった。リベンジをかけてスタジオに現れた研二氏に、上田が上から目線で声をかける。
上田:どう? ちょっとは上手くなった?
研二氏:少し、上手くなりました。
今回はより本格的なシミュレーターでの対決となったが、結果は上田の圧勝。上田は「パリ(五輪)を目指します!」と宣言。見事な幕引きだった。
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