ウクライナ危機で「ユニクロ」はなぜ失敗した? 危機管理の専門家が解説
ロシアのウクライナ侵攻を受け、各国の企業が撤退などの対応を迫られる中、日本企業の曖昧な態度は批判の的となっている。初期対応で大きなミスを犯した代表格が「ユニクロ」だが、危機管理の専門家で株式会社リスク・ヘッジの田中優介代表が考える、失敗の原因とは――。
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ロシアによるウクライナ侵攻が始まって約1カ月が経過し、日本企業への影響も悪化の一途をたどっています。ロシアから従業員を帰国させたり、現地工場の稼働停止を発表する企業は増える一方ですが、その多くは「危機管理の原則」を理解していないと言わざるを得ません。...