「将棋盤から黄色い光が上がり、私の手はそれに導かれるように……」東大生が体験した本当に怖い話

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 怪談といえば、非科学的で非論理的なものとして扱われる。それでは、日本最高の頭脳を持ち、論理的思考に長けた東京大学出身者でも説明がつかない不思議な体験=怪談はどうだろうか。自身も東大出身で、映画監督の豊島圭介さんの著書『東大怪談 東大生が体験した本当に怖い話』(サイゾー)から、抜粋して紹介する。

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 1989年に東大理科1類入学、現在40代の男性Tさんは、東大に籍をおきながら京都大学で博士課程に進んだ。しかし、折り合いの悪い教授の下での研究に大きなプレッシャーを感じ、精神的な不調で地元の病院の精神科に入院することになった。...

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