小康状態のウクライナ侵攻 「原発」の次にプーチンが狙う「物流の要」オデッサ港

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 三方向からウクライナに侵攻を開始したロシア軍だが、ウクライナ軍の抵抗が激しく、膠着状態が続いている。3月10日には、トルコの仲介で初めて両国外相が交渉するが、「100%決裂するでしょう」(ロシアの軍事事情に詳しい専門家)。泥沼化しつつある戦局は、この先どう転ぶのか。専門家は「キエフ決戦にばかり注目が行っているが、国内最大の物流拠点であるオデッサ港を死守できるかも重要だ」と解説する。

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 3日に南部の主要都市・ヘルソンが陥落して以降、両軍の間で激しい衝突は起きていない。...

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