各国リーダーが漏らしていたプーチン大統領の“異変” 「パーキンソン病」疑惑も

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パーキンソン病疑惑

 また中西輝政・京都大学名誉教授(国際政治学)も、

「プーチンが2月27日、核抑止部隊に対して任務遂行のための高度な警戒態勢に移行するよう指示したのは、実に危険な脅しです。これを見ても、彼が常軌を逸した判断をしていると捉えざるを得ません。プーチンはクリミア併合(2014年)の1年後に回顧して、“当時は核兵器を臨戦態勢に置くことも考えた”と明かしています。それが今回は侵攻の最中に核に言及しているのだから、とても恐ろしいことです」

 一方でプーチンは20年、英大衆紙によって「パーキンソン病に罹っている」と報じられ、ロシア政府がわざわざ報道を否定する一幕もあったのだが、

「フランスのマクロン大統領は先月、プーチンとの会談後に“別人のようだった”と話しており、ドイツのメルケル前首相も退任前、人格の変化について同じく懸念を漏らしていた。密に接してきた人ほど、プーチンの異変に気付いていたのでしょう。近現代史を振り返っても、こんな狂気じみた指導者は稀です」(同)

 体調と人格の“異変”が、核ボタンへと誘わなければよいのだが……。

週刊新潮 2022年3月10日号掲載

特集「『プーチン』の狂気 7つの謎」より

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