ウクライナ侵攻でロシア発「石油危機」の懸念 プーチンに残されたカードは1枚のみ
ロシアのプーチン大統領は2月24日、ウクライナ東部で特別軍事作戦を行うことを決めたと発表した。その目的はロシアが支援する親ロシア派支配地域の住民の保護であり、ウクライナの占領は計画に含まれないと主張した。これを受け、ロシア軍は同日、ウクライナの軍事施設へのミサイル攻撃などを開始した。
懸念されていたロシアのウクライナ侵攻が現実のものになってしまった形だが、なぜロシアはこのような動きに出たのだろうか。
プーチン大統領は21日、ウクライナ東部の親ロシア派支配地域の独立を承認し、「平和維持」を目的とするロシア軍を派遣する方針を決定していた。...