ギドゥンドゥン「日テレ・辻岡義堂」のアナウンサー人生、大ブレイクの陰にあった不遇な時代とは

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

Advertisement

苦汁をなめた時期

 社内の評価だけでなく、実際に視聴率も上がり続け、同時間帯の1位を独走していたという。

「ところが、辻岡さんにとっての悲劇が訪れます。上層部がMCの若返りを断行したのです。2021年4月、梅澤廉アナ(28)が後任のMCとなりました。ところが、視聴率は思うように伸びず、今年1月には歴代最低の6・2%(註:ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯)にまで落ち込んでしまいました」(同・関係者)

 余談だが、若返りの方針は「ズームイン!!SUPER」の後継番組「ZIP!」にも及び、やはり総合MCだった桝太一アナ(40)も交代となった。

「桝アナは結局、今年3月に日テレを辞めることになりました。やはり“若返り策”は失敗だったと言わざるを得ません。今だから言えますが、上層部は新しい男性エースアナの育成に焦ったのでしょう」(同・関係者)

 代わりに辻岡アナが出演することになったのが、「ゼロイチ」(土・10:30)だ。

「この番組はMCが指原莉乃さん(29)で、番組進行も25歳の石川みなみアナが担当しています。辻岡アナが自分のカラーを出せる番組ではありません。おまけに視聴率も低迷しており、本人も我が身の不運を嘆いていたという話も聞いています」(同・関係者)

人生は山あり谷あり

 昨年11月には、合格したら日テレを退社するという条件で、宇宙飛行士の選抜試験に自ら志望したという。不遇な状況を打破しようと、様々なチャレンジを考えていたのかもしれない。

「もっとも、辻岡さんは社内では再評価されていました。『心に刻む風景』(水・21:54)という6分間のミニ番組があるのですが、ナレーションを中村吉右衛門さん(1944~2021)が担当していました。亡くなられた吉右衛門さんの代役を、昨年4月から辻岡アナが担当しています」(同・関係者)

 辻岡アナのナレーションは独特の味わいがあり、たちまち社内外で高い評価を受けたという。

「辻岡アナが辞めた後の『ズームイン!!サタデー』が低迷していることや、桝太一アナが突然に退社を表明したことから、『やっぱり次のエースアナは辻岡アナではないのか』という気運が高まっていたのです。その矢先に、北京で人気者になったというニュースが飛び込んで来ました」(同・関係者)

 人生は山あり谷ありというが、まさにそれを体現しているようだ。

「これで次期エースは辻岡アナで決まり、という雰囲気です。唯一の心配は、宇宙飛行士の試験に合格したらどうするんだろうということだけですね(笑)」(同・関係者)

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。