17歳「鈴木福」のマルチな才能、業界初の高校生コメンテーターへの評価は?

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

Advertisement

コントもできる

鈴木:SNSだとメダル取ってないな(というだけで)、こう言おうって一発で決めちゃうと思うんです。自分の発言が合っているかどうか、本当に僕が発言することが正しいのか間違っているのか、一回、思い直すっていうのが、今のSNSの状況に必要なんじゃないかなってすごく感じました。

「番組からはコメンテーターとして、高校生の代表、若者の等身大の意見を求められることが多いと思います。その中で安心感、安定感のあるコメントを言ってくれるのが評価されています。決して偉そうでなく、理屈っぽくなく、知識をひけらかすわけでもない。人の良さが感じ取れるコメントが目立ちます。若者を代表する常識人といったキャラがウケていると思います」

 現役の高校生ではなかなか見当たらない存在だ。

「芦田も“コメンテーター”という立場では出たがらないでしょうね。発言の内容次第では何かとケチがつく可能性がありますからね、リスクが大きい」

 そう考えると、果敢に挑戦しているのは大したものだ。

「お笑いコンビのジャルジャルと即興コントでコラボしたことがありましたが、アドリブを入れたり、コントもそつなくこなしていました。撮影現場でも芸人のギャグを真似して空気を和ましたりしているそうです。自分から前に出て笑いを取るタイプではありませんが、芸人とからめば自分のキャラを活かして美味しくイジられることもできる。お笑い対応も上手い。天才子役、コメンテーター、スポーツ、クイズ、お笑い、ロケバラエティなど、どんな番組でもはまります。彼ほどマルチな活躍ができる高校生はなかなかいません」

 3月18日公開の「KAPPEI」(主演・伊藤英明)はギャグマンガの実写化だが、鈴木は金髪パーマで特攻服を着たヤンキー中学生役で出演する。

「天才子役の福くんキャラを逆手に取った起用でしょうが、悪役もできると思います。俳優もタレントもできると思いますが、今は年齢的にタレント業に力を入れているのでしょう。ですからタレントとして右肩上がり、仕事も順調に増えているようです」

 ただし、悩みもあるという。

「4月からは高校3年生です。来年の大学受験を控えて、芸能活動を少しセーブしながら受験をするか、そのまま仕事をしながら受験をするか悩んでいるそうです」

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。