渡部建は復帰番組で大失敗……「あれじゃテレビマンから声はかからない」という指摘

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原田、袴田を見よ

「潔く簡潔に謝って、至芸のコントを見せてもよかったし、ゲストを招いてトークをしてもよかった。それこそ、カンニング竹山を呼んでボロクソに叱りつけてもらってもよかったと思います。芸人は観衆を喜ばせ、楽しませることでお金をもらうのですから」

 そうはいっても、騒動から1年8カ月、いきなりの笑いは厳しいのでは。

「渡部は逮捕されたわけでも、起訴されたわけでもありません。彼の家族はともかく、視聴者は何の被害も受けていないのに、しつこく謝ったところでそんなに意味はないでしょう。フライデー事件のビートたけしさんも、タクシー運転手を殴った横山やすしさんも、どちらも刑事事件になりましたが、謹慎を経てスカッと復帰しました。2人とも、その後はネタにまでしていたほどです」

 直接被害は受けていなくても、“多目的不倫”に嫌悪感を持つ視聴者は少なくないだろう。

「“4WD不倫”の原田龍二、“アパホテル不倫”の袴田吉彦だって、立派に復帰しています。原田など不倫騒動の前より活躍しているほど。今回の『白黒アンジャッシュ』は、業界視聴率は高かったと思いますが、テレビマンの多くは私と同じ見方で、むしろ逆効果だったと思っているはずですよ。あれを見たら、渡部を自分の番組に使おうとは思わないでしょう」

 他の不倫タレントと何が違うのか。

八王子会に呼ばれない

「報じられた不倫相手の扱いにしても、やっぱり人間性が出たとしか言いようがありません。今、彼の味方は、相方の児嶋と妻の佐々木希しかいないのかもしれません。今回の番組放送後、他のタレントたちが渡部の人間性を揶揄していましたが、お笑い芸人としての愛あるツッコミには感じられませんでした。そもそも騒動前に、渡部はすでに文化人気取りで、芸人ではなくなっていたこともあるのかもしれません」

 彼は東京都八王子市の出身だが、ヒロミが主宰する「八王子会」には入っていないという。

「不倫報道前にヒロミが『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ)で言っていましたね。ローランドや高橋みなみ、ファンキー加藤、フワちゃんら錚々たるメンツの会ですが、明石家さんまさんに『渡部は呼ばないのか?』と聞かれると、『店選びから食べ方までうるさい渡部は、雰囲気悪くなるから呼ばない』と即答していました」

 相方の児嶋も、騒動直後から渡部の態度について指摘していた。

「番組で児嶋自身が『お前の家族のため』の復帰と言い切っていましたが、今や彼は渡部を必要としていないのだと思います。『児嶋だよっ!』のブレイクで、テレビには欠かせないピン芸人になりましたからね。横山やすしさんの時の西川きよしさん、極楽とんぼ・山本圭壱の時の加藤浩次、ロンブー亮の時の淳……といった相方の必死さ、真摯さが感じられません」

 そこで思い出すのは……。

「雨上がり決死隊です。いまや誰も宮迫博之には手を差し伸べません。相方の蛍原徹ひとりでも、『アメトーーク!』(テレビ朝日)は好調が続いています」

デイリー新潮編集部

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