YouTuberデビュー「江川卓」が語る監督就任の可能性 「原さんと球団に失礼」

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“原さんに失礼”

 今後の動画に乞うご期待。

 しかし江川といえば、これまで事ある毎に、現場復帰が取り沙汰されてきた身。10年ほど前にはヘッドコーチ就任が決まりかけていたものの、「清武の乱」で潰れてしまった過去を持つ。その度に、「空白の一日」が後を引いているとか、借金が原因だ、などと囁かれた。

 日テレとの契約も切れたということなら、監督就任は諦めたのか?

「いや、それは答えづらい質問ですね」

 と笑う江川。

「だって、原さんが3年契約を結んだばかり。その矢先に自分が復帰どうこうと答えるのは、球団にも原さんにも失礼でしょ」

 と濁しつつ、振り返る。

「確かに自分は一度もユニフォームを着たことがない。私の見るところ、プロ野球選手の皆さんて、引退後、引き続き球界と関わりのあるところで動かれる方が多いですよね。野球人脈を切ることなく、良い関係を保ちながら、タイミングを得て球団入りする方が多い」

「今のところオファーもありませんし…」

 しかし彼の場合、そういう動きができなかったとか。

「現役時代から、球界より異業種の方々とのお付き合いがすごく多かったですし、ユニフォームを着たいがため、球団の方と会食をするなどしたことがありません。それが今のような状況を生んでいるんだと思います。これは、ファンの方々も不思議な状況と思っていらっしゃるんですかね」

 そして、

「ユニフォームを絶対に着ない、というわけではありません。ただタイミングがね……。今のところオファーもありませんし……」

 と球界復帰に満更でもない様子が見て取れるのだ。

 付言すれば、江川は原監督との仲は良好。テレビレギュラーを辞めるに当たり、「コーチ、あるいは監督という形でやってもらえる可能性も増えた」とメッセージを受けている。

 YouTuber・江川、監督・江川。見ていて面白いのはどちらか。

週刊新潮 2022年1月27日号掲載

ワイド特集「乱」より

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