徳井義実「今くら」終了で問われる責任 YouTubeでは「編集だけやって喰っていけるなら」

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 日本テレビが今春、大改編をする。真っ先に打ち切りが決定したのが「今夜くらべてみました」(水曜・21:00)だった。番組終了の理由は視聴率の低迷と言われるが、それは表向きの話だろう。真の理由は、やはりチュートリアルの徳井義実(46)の例の問題だという。

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 日テレは昨年、年間個人視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)で11年連続の三冠王という快挙を成し遂げた。ところが、プライム帯の個人視聴率はテレ朝と同率。世帯視聴率で見ると、全日は日テレが1位、プライムはテレ朝が1位、ゴールデンは両社同率と拮抗しており、すぐ後ろにテレ朝が迫ってきている状況だ。

 それゆえ大改編というわけだが、「今くら(正式名:徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました)」の打ち切りで注目されているのが、徳井の今後だ。昨年4月に「しゃべくり007」(日テレ)への復帰が叶ったばかりというのに、「今くら」が打ち切られることで、再び地上波レギュラーは1本のみとなるのだ。日テレ関係者に聞いた。

「すでに報じられている『今くら』打ち切りの理由は視聴率の低迷ですが、その根本的な理由は徳井義実と言っていいでしょう。今回、いくつかの番組が終了するタイミングに合わせて、徳井が出演する番組を目立たぬよう、こっそり終了させたいというのが日テレの本音です。彼が出演する度に、いまだにあの問題についてのクレーム電話やネットの書き込みがありますからね」

 あの問題とは、徳井の税金不払いのことだ。19年10月、彼は東京国税局から3年分の法人所得(約1億1800万円)が無申告と指摘されていたことが報じられた。

「今くら」の変遷

 すぐに謝罪の会見を開いたものの、申告すらしていなかった理由を問われ、「想像を絶するだらしなさ」のためと答えて、世間を呆れさせたのは今も記憶に新しい。

 06年にM-1グランプリ王者となり、その喋りは折り紙付き。吉本男前ランキングでは03年度から05年度まで3年連続1位を獲得して殿堂入りした長身イケメンということもあり、女性を中心に人気を博していた。当時はNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」を含む、10本以上のレギュラー番組を抱えていた。

「税金問題が発覚し、彼は芸能活動を自粛。その間、TBSは『人生最高レストラン』(土・23:30)のMCを徳井から加藤浩次に切り替えるなどしましたが、多くの番組は打ち切りになりました。例外的に生き残っていたのが『今くら』でした」

「今くら」の正式タイトルはたびたび変わってきた。番組がスタートしたのは12年7月。当初のMCは徳井と後藤輝基、SHELLYの3人だったため、「徳井と後藤と麗しのSHELLYが今夜くらべてみました」だった。

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