奄美大島「ジュラシック・ビーチ」の危機に立ち向かう仏男性 運命を変えた“グーグル検索”

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 真っ白な砂浜が地平線の彼方まで続き、真珠貝のように輝く。緑深い山奥から巨大な川がゆっくりと東シナ海へと流れ、希少な魚が飛び跳ねている……人間の手で汚されることのない太古の自然。奄美大島の南方に位置するこの嘉徳浜(かとくはま)海岸(鹿児島県大島郡瀬戸内町)は、「ジュラシック・ビーチ」とも呼ばれている。2002年に、1億年以上前から地球に生息する絶滅危惧種「オサガメ」が発見されたことがその由来だ。

 2021年7月、奄美大島がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界自然遺産に正式に登録された際には「奄美大島で人工物のない唯一の河川(A Last Free Flowing River)」として、この地にある嘉徳川が評価された。...

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